VPSでMoltbot(旧Clawdbot)をデプロイする方法:究極ガイド
Moltbotの概要:「ロブスター」の再誕
Moltbotは、かつてClawdbotとして知られていた話題のオープンソースAIアシスタントの新しい名前です。AnthropicのClaudeとの商標問題により急遽リブランディングされたMoltbotは、前身の強力な機能をすべて引き継いでいます。これは「ローカルファースト」のAIエージェントであり、閉ざされた環境ではなくあなたのインフラ上で動作します。
一般的なチャットボットとは異なり、Moltbotはあなたの個人用メッセージングアプリ(WhatsApp、Telegram、Discord、iMessage)に直接接続し、カレンダー管理からコード作成、ブラウザ操作まで実際のタスクを実行できます。VPSにデプロイすることで、ノートパソコンを開いていなくても24時間365日常に稼働するアシスタントを実現します。
なぜVPSにMoltbotをデプロイするのか?
MoltbotはローカルのMac miniやRaspberry Piでも動作しますが、クラウドVPSにデプロイすることで以下のような明確なメリットがあります:
- 100%稼働時間: 自宅のインターネットが切れてもエージェントは止まりません。
- 高パフォーマンス: APIコールやメディア処理のための高速ネットワーク。
- プライバシー: 個人のIPアドレスを隠したままサードパーティのWebhookと連携可能。
本ガイドでは、高性能NVMeストレージと世界中の低遅延ロケーションを持つインフラプロバイダーとして、**LightNode**を推奨します。
Moltbotのデプロイ手順
1. 前提条件とサーバー要件
Moltbotは最新のスタックで構築されており、スムーズに動作させるために特定の環境が必要です。
- OS: Ubuntu 22.04 LTS または 24.04 LTS(推奨)
- ランタイム: Node.js バージョン22以上(必須)
- リソース: 最低2GB RAM(重い処理には4GB推奨)
2. 適切なVPSプロバイダーの選択
Moltbotのホスティングには**LightNode**をおすすめします。時間単位の課金で「ロブスター」を試すのに最適です。
| プラン | スペック | 価格 | 用途 |
|---|---|---|---|
| Start | 1 vCPU、2GB RAM | $7.71/月 | 基本的なテキストベースエージェント |
| Agency | 2 vCPU、4GB RAM | $14.70/月 | 推奨: 音声モードや重いブラウジング |
3. 環境のセットアップ
LightNode VPSにSSHアクセスできたら、まずは正しいNode.jsバージョンをインストールします。Moltbotは最新のNode機能を必要とします。
# システムパッケージの更新
sudo apt update && sudo apt upgrade -y
# Node.js 22のインストール(必須)
curl -fsSL https://deb.nodesource.com/setup_22.x | sudo -E bash -
sudo apt install -y nodejs
# バージョン確認
node -v
# 出力は v22.x.x であること4. Moltbotのインストール
名前はMoltbotに変わりましたが、CLIツールは現在も後方互換性を保っています。公式の「ユニバーサル」インストーラーかnpmでインストール可能です。
オプションA:ワンライナーインストーラー(推奨)
依存関係やパス設定を自動で処理します。
curl -fsSL https://clawd.bot/install.sh | bashオプションB:手動npmインストール
手動で管理したい場合はこちら。
npm install -g clawdbot@latest注:リブランドが進むまでCLIコマンドは引き続きclawdbotを使用します。
5. オンボーディングと設定
Moltbotには強力なインタラクティブウィザードがあり、AIプロバイダー(Anthropic、OpenAI)やメッセージングチャネルを設定します。
オンボーディングコマンドを実行:
clawdbot onboard --install-daemonオンボーディング中の流れ:
- AIプロバイダー: Anthropic APIキー(スマート体験推奨)またはOpenAIキーを連携。
- ゲートウェイ: 「Remote」か「Local」を選択。VPSではリモートアクセス用にゲートウェイを設定。
- チャネル: WhatsApp(QRコード)、Telegram(Botトークン)、Discordを即時連携可能。
- 永続化:
--install-daemonフラグでsystemdサービスを自動設定し、サーバー再起動時もMoltbotが自動起動。
6. ゲートウェイの起動
デーモンを自動インストールしなかった場合は手動でゲートウェイを起動します。これがMoltbotの「頭脳」です。
clawdbot gateway --port 18789ブラウザで http://YOUR_VPS_IP:18789 にアクセスすると、オンボーディング時に生成された認証トークンでコントロールダッシュボードを利用できます。
7. メッセージングチャネルの接続
Moltbotの魅力はお気に入りのアプリでチャットできることです。
- WhatsApp:
clawdbot channels loginを実行し、スマホでQRコードをスキャン(リンク済みデバイス)。 - Telegram: @BotFatherでボットを作成し、トークンをMoltbotの設定またはウィザードに貼り付け。
最後に:パーソナルAIの未来
Moltbotは「パーソナルAI OS」へのシフトを象徴しています。**LightNode**のようなVPSでホスティングすることで、ローカルハードウェアに縛られないプライベートで強力なアシスタントを手に入れられます。メールの自動化、サーバータスク管理、あるいは気の利いた相棒が欲しい方にとって、Moltbotは2026年の最先端ソリューションです。
ドキュメントやコミュニティサポートは公式Moltbotサイトをご覧ください。